わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

冬晴

2023年1月21日

 

「冬晴や声高々と群れ鴉(からす)」

 

土曜日の朝。透き通るような冷たさ、寒さ。空はきれいに晴れていますが、これから先今晩あたりから寒波が予想されています。この寒さに少し身構えてはいますが、むやみに外に出なければ何とかやり過ごせると思います。週末なので散歩をする人もあまりいません。

 

小鳥が朝から盛んに空を飛んでいます。この寒さの中、餌探しも大変でしょう。カラスもよく飛んでいます。ハシブトガラスだと思います。日中、各地に散らばって餌を食べていた群れは、夕方ねぐらの林に集合して休みます。

 

野猫たちは今日はあまり姿を見せませんでした。さすがに寒さに尻込みしているのでしょう。畑に植えられている白菜などの野菜類も霜にあたってくったりしています。これからこの寒さが過ぎたあとにこの野菜は復活していくのでしょうか。農家が何もしないで放っているところをみると、まだ野菜として使えるのでしょう。

 

「冬晴」を季語にした句をひとつ。

 

「冬晴のとある駅より印度人」    飯田龍太

 

なんとも意外性のある面白い句です。この「とある駅」は多分都会の駅なんでしょうね。これが田舎の駅ならもっと意外なのですが・・・。冬の寒さと暑い国というイメージのインドとの対比。普通の日本人の頭では両者は結びつかない。そんな面白さもあります。

 

 

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