白露(はくろ)
2022年9月8日
「夜布団に寄り添う猫や白露の日」
今日は二十四節気のひとつ白露。以下、ネットの「白露」の記事をそのまま引用します。
「白露(はくろ)とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。降りた露は光り、白い粒のように見えます。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていきます。」
確かに今朝はこの秋はじめて寒いと感じ、布団を体にかけました。うちの猫も体を寄せてきました。
俳句のいいところは、季節の変化に敏感になれるところです。日々の微妙な季節の変化を感じて5・7・5に詠む。気持ちが落ち着きます。それと、俳句は自分の記録のような役を果たします。一日の一瞬を切り取る。これは写真やスケッチと共通した点ではないでしょうか。写真やスケッチと異なるのは、自分の気持や感情も直に記録できる点です。
「白露」を季語とする句をひとつ。
「快晴の白露の一日授かりぬ」 稲畑汀子
秋らしい快晴の日がちょうど白露の日だったのでしょう。この句を残すことで、忘れられない秋の一日になったはずです。