わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

夕立

2022年7月26日

 

「夕立と眺めしうちに豪雨かな」

 

ブログに毎日俳句を載せるようになって1ヶ月がたった。だんだん俳句にのめり込んでいる。1ヶ月たって何となく分かったことは、俳句は17音の短い詩で、しかもその中の5音ぐらいは季語であるため、残りの12音と季語との組み合わせで個性的な表現をすることが大事ということ。これだけ俳句人口が多いと、一つの兼題で似た句が山のように出てくるのは当然。自分の句を人と同じような発想の句にしないように工夫するのはなかなか難しい。

 

今日はNHKラジオ・ラボ句会に投句した句。兼題は「夕立」。自分でいくつかノートに作って、これがいいだろうと思って投句したが、あとで見るとあまりユニークさが無いなあと反省。それでも最近の気候変動で夕立があれよあれよと言う間に豪雨に変わるという現代の自然の姿を詠みたかった。俳句が自然と人の暮らしを詠む詩であるとすれば、こういう視点もいるだろう。

 

定期購読を始めた『NHK俳句』の入選句を時間があればいつも見ているが、テキストに何ページにもわたってうまい句が並んでいるのに、自分が「うーん」と惹かれる句は1ページに3つ4つだ。ただ、皆さんの句を見ていて、どの句でも17音に自分の思いを込めているのはよく分かる。それが自分を強く刺激してくれる。

 

とにかくこの1ヶ月何とか毎日俳句を作ることができた。次の1ヶ月も頑張りたい。

 

ちなみに今日の岡山市は猛烈な暑さ。夕立は期待できそうにない。