わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

夏木立

2022年7月22日

 

「里ねこが今朝も我れ待つ夏木立」

 

今日の季語は「夏木立」。句の主役は里ねこ。つまり地域猫。もっと一般的な言い方をすれば野良猫だ。最近は野良猫という呼び方ではなく地域猫と呼ぶようになっている。俳句にする場合、この地域猫だと長過ぎるので、自分で勝手に里ねこという表現にした。

 

朝の散歩で出会うのはブレッドくん(推定6歳オス)と三毛ちゃん(推定2歳メス)の2匹だ。散歩する人たちに可愛がられている。どちらも去勢・避妊手術を受けたサクラねこだ(手術を受けた猫は耳にサクラ型のカットが入れられる)。この2匹、いつもきちんと時間どおりに出てくるわけではない。それぞれ事情があるのだろう。足を引きずりながら出てきたり、顔にひっかき傷をもらって出てきたりする。雨の日、寒い日、暑い日には何日も会わないこともある。そんな時は本気で心配する。もう夜空の星になったのだろうか、などど勝手に思い込み、悲しさがこみ上げる。逆に久しぶりに会うと歓喜の気持ちで満たされる。単なる地域猫なのにこの感情は不思議だ。

 

幸い今朝は2匹とも元気でいた。2匹に会うのは4日ぶりだ。彼らに会った朝は1日の活力をもらえる気がする。

 

今日は久しぶりにスケッチ。三毛ちゃんを描いた。

 

 

今日のスケッチ

ホワイトワトソン水彩紙 SM

色鉛筆の線描きと透明水彩絵の具