わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

君の名は?

2021年9月19日

 

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今日は日曜日。久しぶりの良い天気です。日曜日は朝の散歩はしないと決めています。午前中は朝8時から朝食を食べながら民放の番組を見て、9時からはNHK自民党総裁候補者の話を1時間聞き、それから昼食の準備を始めました。正午にNHKニュースを見ながらに昼食を食べ始め、午後1時頃に家族全員の食事の片付けが終了。それからいつも朝の散歩道で会う地域猫のブレッド君を撮った最近の写真をもとに、机に向かって水彩スケッチを2時間ほどやりました。

 

この1週間、雨の日が多く、朝の散歩に出られなかったり、散歩に行ってもブレッド君が出てこなかったりで、彼にはしばらく会っていません。スケッチをしながら、また彼の顔や姿がなつかしくなり、夕方あまり期待しないでぶらりと散歩に出てみました。いつも出会うスポットにブレッド君はいなかったので、やっぱり午後はどこか別のところで寝てるんだろうなと思いつつ、いつもは行かない公園の中を横切ってみました。

 

小学生たちがブレッド君のことを「公園に住んでいるボス」と呼んでいるのを知って以来、ブレッド君がこの公園を住み家にしているのが確かになりました。

ブレッド君がどこかの飼い猫で、公園やその周りで散歩している可能性もまだ捨てきれません。そんなことを考えながら公園の出口に来て、ふと見るとブレッド君に似た猫が石垣の上に寝そべっていました。「ブレッド、ブレッド」と声をかけると「ニャーオ」と答えるのですが、いつもように走ってくることはなく寝そべったままです。さっきスケッチしたばかりなのでブレッド君の顔の特徴がしっかり頭に入っているのですが、何となく表情がいつものブレッド君と違うので、違う猫かなと思いました。雨が続いたので食べ物が不足していたのかもしれません。何か元気がありません。光の具合で体の色合いも違って見えます。後ろに回って遠くから「ブレッド」と呼んでも顔を後ろに向けるだけです。しばらくそこにいて、結局その猫がブレッド君だと断定できないまま行き過ぎてしまいました。

                                                           

もしさっき目撃した猫がブレッド君だとすると、もう4,5年もいつも会っているのに、なかなか動物とのコミュニケーションは難しいということになります。ブレッド君も私を認識できなかったし、私もブレッド君と分からなかった。さっきのすれ違いの時間は、お互いに猫語と人間の言葉で「君の名は?」と尋ね合っているような時間に思えました。