ホトトギス(ユリ科・ホトトギス属)
2020年10月31日
晩秋に花が咲く日本原産の多年草です。花にあずき色(暗い赤紫色)の斑点が多数つきます。花の形も面白いのですが、色が渋いので、一度見ると忘れられません。とても和風な感じのする花です。茶花の一種として人気が高いそうです。花の斑点が鳥のホトトギス(あの「鳴いて血を吐くホトトギス」のホトトギスです。ついでに正岡子規の「子規」もホトトギスです)の胸毛の模様に似ていることから、この名が付けられました。半日陰で、やや湿った場所を好みます。
この花、10年ぐらい前にも一度、ペンと色鉛筆で描いていました。当時の絵を見ると、対象をかなり細かく見ていますが、線も彩色もかなり固いと思います。その頃の集中力と観察眼はもう今は無いのですが、今回の太い鉛筆でざっくり描いてさっと色をつけるやり方も、気軽でいいのかもしれません。
今日のスケッチ
モンバル・キャンソン水彩紙 F6 中目
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:1時間30分