わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 黄花(キバナ)コスモス 田舎道

2019年9月25日

 

秋の夕暮。晴れた日には夕焼けを見たくて自転車に乗ります。我が家のある丘をゆっくり下って、水田の中にぶどうハウスが点在する田舎道を行くと、眼の前に広がる空には様々な形をした雲が見えます。その雲が、山かげに沈もうとする夕日に照らされて何とも言えない美しさ。田んぼの稲穂は黄色く色づき始め、重そうに頭をたれています。この時期の田んぼには、何か懐かしさを感じさせる匂いが一面にただよっています。トップギアの自転車で通り過ぎた道端の大きな栗の木の枝にはイガグリがいくつもつき、曼珠沙華や黄花コスモスがあちこちで花を咲かせています。子供達は日が落ちるまで水路で魚とりに夢中です。自分が子供の頃見た風景と似た風景を今でも見ることができる。田舎に住んでいることの幸せを感じます。

 

田舎道を20分ほど走って、後半は一度降りた坂を別ルートから登ります。ここは前半の快適さと変わって体の鍛錬の時間になります。ギアを一番低速に切り替えてゆっくりペダルを踏む。足のももの筋肉に負荷がかかるのがわかります。この連続上り坂が15分ぐらい。息を切らしてやっと丘の上にたどりついて、それからしばらく深呼吸しながら勾配のない道を我が家に向かう。この時に味わう達成感。これもまたいいです。こんなふうにして気分転換と体力維持をする日々です。

 

f:id:yaswatercolor:20190926044615j:plain

 

今日のマルちゃん

モンバルキャンソン水彩紙 中目 F4

鉛筆(2B)

ホルベイン水彩絵の具(チューブ)

所要時間:1時間