わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

会う人の みなやさしくて 龍野(たつの)かな   兵庫県たつの市

2019年5月


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30年ぶりで兵庫県たつの(龍野)市に来ました。私の記憶では、JR本龍野(ほんたつの)駅前にはもう少し古びた町並みがあったと思うのですが、今は新しい駅と広い道路の整った区画が目立ちます。それでも駅前をまっすぐ歩いて揖保川にかかる龍野橋を渡ったあたりから30年前に見た龍野の町がよみがえってきました。川べりに大きなヒガシマルの醤油工場が見えます。


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古い通りをしばらく歩いて、カネイ醤油の見えるあたりで、木陰のベンチに腰掛けてスケッチすることにしました。ちょうどここは「大正ロマン館」という観光施設の前で、売店やカフェなどもあり、落ち着きました。時々、観光施設のレストランのランチを目指す車が目の前を通過しますが、それ以外は静かです。


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2時間半のスケッチ。カネイ醤油の建物は、よく見ると不思議な構造でしたが、なんとか描きました。今日の一番のポイントであるレンガ色の大煙突は比較的よく描けたと思います。

スケッチ後、近くの「うすくち龍野醤油記念館」の展示物を入場料10円で見せていただき、それから古い通りの和菓子屋さんで土産を買ってJR本竜野駅に向かいました。


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途中、昼に何も食べすに絵を描いて空腹だったのをを思い出して、龍野橋の近くの「うすくち醤油ラーメン」の店へ。出てきた麺は、龍野名物の素麺(そうめん)「揖保乃糸」(いぼのいと)のような細い麺でしたが、美味しくいただきました。

龍野に来て感じたのは、出会った人(女性)が皆やさしく親切だったことです。私が出した本の寄贈のために最初に訪れた龍野図書館の人たち、絵を見に来てくれた大正ロマン館のスタッフ、和菓子屋さんの奥さん。皆さん笑顔が印象的でした。



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アルシュ水彩紙 粗目 F10
鉛筆と青墨筆ペン
ウインザー&ニュートン固形水彩絵の具
所要時間:2時間30分