わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

クズの葉が 色づき 猛暑 終わりけり (岡山県倉敷市玉島 円通寺公園)

2018年9月


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とんでもなく暑かった今年の夏。やっと涼しくなりました。今日は倉敷市玉島の円通寺公園にスケッチに来ました。スケッチでここを訪れるのは初めて。円通寺にはもう30年ぐらい前に一度来たことがありますが、それ以来です。円通寺良寛さんゆかりの寺として有名です。今日は家を出るのが遅くなり、現地に着いたのが12時半。午後345分にはデイサービスから帰ってくる母親を自宅で出迎える必要があるので、スケッチ時間は長くても2時間。自宅からここまで車で1時間あまりかかります。玉島は水害で大きな被害を受けた倉敷市真備地区に近いので、支援の車などで道路は渋滞気味です。


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円通寺公園では、玉島港と遠くに見える水島工業地帯を描きたいと思っていました。幸い描きたい場所がすぐに決まり、時間がないので急いでF6のスケッチ用紙1枚をイーゼルにセットしました。1枚なら2時間で描けます。朝、家で食べ残したパン一切れとチーズをリュックサックに入れてきたのでそれを昼食がわりに頬張って、ついでに朝食の時に残った紅茶をペットボトルにいれていたのでそれをグイッと飲んで、さあスケッチ開始です。スケッチをする喜びでいっぱいで、昼食などもうどうでもいいという気分でした。

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涼しい風が吹き、眼下に見える玉島港やその向こうの水島工業地帯の景色がなんだかさわやかに見えます。公園ではツクツクボウシが鳴いて、夏の終わりを告げていました。目の前にクズの葉が生い茂り、その葉もほのかに色づいています。クズもこの夏の暑さに耐えて、ほっとしているのかもしれません。
 
集中して描いて1時間40分。なんとか予定時間内に描き終わりました。急いで道具を片付けて広い駐車場にとめてある自分の車に帰ってほっと一息。帰りに玉島図書館に寄り、私の出版した本の最新刊を寄贈しました。いつもスケッチする図書館前の溜川(ためがわ)の水にも、古い家並みにも、大きな変化はありませんでした。ここの景観の保存を切に願っている私としては一安心です。溜川のそばのおいしいアンパンを売っているパン屋さんに寄り、ついでにコロッケを売っている店にも寄って今晩の夕食用にコロッケ4個買いました。

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ウオーターフォード水彩紙 中目 F6
青墨筆ペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:1時間40