わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ひな人形 春の光に 顔を染め (岡山市足守 町並み雛めぐりと 昔の人形スケッチ)

20133

 

今日はお昼前からスケッチをしようと、車で出かけたのですが、途中で市民マラソンの大集団とぶつかり大渋滞。あちこちに沢山の警察官とボランティアが出て、交通規制と交通整理をしていました。片側2車線の国道の1車線をランナー用に提供して、残りの1車線をのろのろと車が走るのですが、道路から溢れんばかりの数のランナーが、ずーっと先まで切れ目なく走っているのを見て、もう圧倒されてしまいました。気合の入ったランナーや美人のランナーについ見とれて、事故でも起こしそうな感じでした。



 

おかげで途中から、普段、車で走ったことのない道に誘導されてしまい、目的地を見失ってしまいました。仕方なく、ぐるぐる走り回った末、お腹がへったので、昨年夏にスケッチした足守町に来ました。ここには昨年も立ち寄った食堂、足守プラザがあります。去年の夏は暑くて参ったのですが、今日は足守の町は春の明るい太陽の光を浴びて早春の雰囲気。ただ、ちょっと風が冷たく、有名な古い町並みを描く元気は出ませんでした。


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偶然立ち寄った足守でしたが、丁度、「町並み雛めぐり」という行事が行われていました(23日から43日まで)。町の民家のあちこちで大正から昭和初期のお雛様を公開しているのです。特に、江戸、明治時代に醤油を作って販売し、財を成した藤田千年次邸のお雛様は見事でした。



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面白くて不思議なのは、どの家でも通りに面した場所に大事なお雛様を飾っているのに、家の人は誰もそれを監視などしていないことです。観光客は、家の中も、庭も、自由に入ることが出来て、部屋に勝手に上がれますし、庭先からは窓ガラス越しに部屋の中のお雛様を自由に見ることができます。見物に来た人の良心を信じているこの土地の人達の心持が素晴らしいですね。それと、観光地特有のうるさい案内の録音テープが流れていないのも、すっきり気持ちがいいです。



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我が家にも、結婚してしばらくして買った内裏雛の男雛と女雛があります。弥生3月が近づくと、これを居間のテーブルに飾ります。ひな祭りは春を告げる日本らしい行事です。そういえば、昔、この我が家のひな人形を描いたことがあったのを思い出して、絵日記にしていた2000年の小さなスケッチブックを広げてみました。この頃、愛媛の「姫ダルマ」も前後して描いています。どちらもかわいいです。このころは、線をインクの点描で描いています。私もいろいろなことをやってたんだと、懐かしく思い出しました。絵日記は今はつけていませんが、なかなか面白いですね。そういえば、小学生の夏休みには、夢中で絵日記をつけていました。また、やってみたくなりました。


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