わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

夏の野外スケッチ 紫外線対策は?

2022年5月28日

 

 

今週末は、岡山市は今年一番の暑さだそうだ。紫外線も強烈だ。若い時は夏は進んで日焼けしたいと思って海や山に行っていた。真っ黒に焼けると、健康的に見えてうれしかった。ひと頃は都会には日焼けサロンなるものがあって、「顔グロ」といって顔を真っ黒に焼いた女性が都会の繁華街を歩く姿がテレビで見られた。あれはその後どうなったんだろう。今は紫外線による日焼けはなるべく避けたいというのが世間の考え方になった。時代が大きく変わったと思える一つのいい例だ。皮膚の老化が加速する私のような年齢では、過度の日焼けは皮膚の思わぬトラブルの原因になりかねないので、なおさら避けたい。

 

とは言っても、野外でスケッチする時には、3〜4時間は太陽に当たることになる。絵描きにとって一番大事なのは眼なので、こんな状況でも眼は何とかして守りたい。メガネをしたうえで、その上から更に透明なサングラスをかけることにしている。これで目はずいぶんと楽になる。今は新型コロナでマスクが外せないが、マスクはメガネを曇らせるのでやっかいだ。人がそばにいない時はマスクを外し、人が近づいてくると慌ててマスクをかける。新型コロナ時代のスケッチは大変だ!

 

帽子は必需品だ。今流行りのキャップは、頭の後ろに直射日光が当たるとそれを避けられないので、スケッチには不向きだ。なるべくつばの広い帽子がいい。実は今日ネットで麦わら帽を注文した。タオルを首に巻いて、麦わら帽をかぶって、まるで農家のおじさんのスタイルだが、これがスケッチには一番いい。

 

日傘も持っている。男性だと日傘をさすのに少し勇気がいるが、これは普通の街歩きにはとても快適だ。一度使うとやめられない。ただ、スケッチの時には日傘をさしながら描くのは難しいことが何度かやってみてわかった。

 

日焼け止めも必須だ。ネットで調べてみると、いろいろある。製品にSPF50+/PA++++ などの表示がある。これがとても大事らしい。SPFはメーカーのウエブサイトの情報によると Sun Protection Factor の略。有害な中波長紫外線UVBによる炎症防止効果で、50が最高。50以上の場合は50+と表示される。PA (Protection grade of UVA) は長波長紫外線 UVA(UVBほど怖くない)の防止効果で + 、++ 、+++ 、++++で表示され、++++が最大の防止効果。私が今使っている製品は SPF25 /PA++ なので日常的な屋外での軽い活動向きだ。スケッチは炎天下での活動の場合もあるので、SPF50+ /PA ++++ の製品を買ったほうが良さそうだ。メーカーによると、効果を考えると去年夏に使った製品をそのまま使うのはやめて、今年は新しく買い替えた方がいいらしい。