わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

私のSDGs ‐ 水彩画の画材を国産品に?

2022年4月25日

 

趣味で水彩画を始めて20年ぐらいが経つ。やや本腰を入れ始めたのが10年前。その頃から水彩画の画材(水杉紙、絵の具。筆など)にはとても関心があった。専門家の間で評価が高いのは国外のイギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパの製品だ。日本の製品も良い評価を受けている。

 

全国どこの画材屋さんでも手に入るのはもちろん国産製品だ。例えば絵の具。ホルベイン社は代表的な国産メーカーだ。種類も多いし品質もいい。何より価格が安い。例えば基本色のイエローオーカー (黄土色)。ホルベイン社製は5mlのチューブ入りで¥200。一方最高級品として有名なドイツのシュミンケ社製だと、5mlチューブ入りが¥1,178(ネットの割引価格)。ハーフパンという乾燥させた固形絵の具でも¥822。びっくりするぐらいの値段の差だ。それでもどうせ使うなら一流と言われるシュミンケを使ってみたいというので、私もこれまでずっとシュミンケの固形水彩絵の具やイギリスのウィンザーニュートンの絵の具を使ってきた。

 

ところがここに来ての急速な円安。当然、輸入品はこれからどんどん値段が高くなるだろう。絵の具や水彩紙も輸入品はもう高すぎて買えなくなるかもしれない。それで、これからは少しずつ国産の絵の具や水彩紙を使ってみて、慣れていこうと思っている。毎年100枚(つまり3日に1枚)ぐらいのペースで描かないと、水彩画の力はつかないだろう。今、持続可能な水彩画の道を探している。

 

今日は地域猫のブレッド君を描いた。絵の具も水彩紙も全部国産だ。

 

 

今日のスケッチ

ホワイトワトソン水彩紙 F2号

鉛筆とホルベイン水彩絵の具