わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

久しぶりにオーケストラ生演奏

2021年12月5日

 

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岡山県は3日連続で新型コロナ感染者ゼロでした。今日は岡山シンフォニーホールで開かれた岡山フィルハーモニック管弦楽団 特別演奏会に行きました。オーケストラの生演奏を聞くのは新型コロナが始まって以来なので、ほぼ2年ぶりとなります。

 

今日は『シェレンベルガーが紡ぐモーツァルト至高の世界』というタイトルで、岡山フィル主席指揮者 ハンスイェルク・シェレンベルガーの指揮・オーボエ演奏で、全部で3つの曲目が演奏されました。

 

最初の曲はディヴェルティメント ニ長調 K.136。モーツアルトらしい軽やかな曲です。

 

2番目の曲、オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314のシェレンベルガーオーボエ演奏は心に響きました。また、最後の交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」の演奏も迫力があって素晴らしかった。

 

シェレンベルガーさんは2013年度から岡山フィル指揮者ですが、来年3月末に9年間の契約を終えて交代となります。シェレンベルガーさん指揮の岡山フィルは何度も聞きに行きました。東京や大阪までわざわざ行かなくても岡山で質の高いオーケストラ演奏が聞けるのは素晴らしいです。岡山市には市の中心部にとてもよいシンフォニーホールがあり、今年が開館30周年の記念の年です。

 

私は大学の交響楽団の演奏も好きで、何度もこのホールに聞きに行きました。岡山では地元の岡山大と京大のオーケストラの演奏会がよくあります。学生さんの演奏もアマチュアなのにとても質が高く、いつも感動します。

 

音楽を聞きながら、私はたいてい演奏者の姿や表情を見ています。なぜが、曲そのものよりも演奏者にひかれるのです。今日は演奏者を眺めながら、自分のスケッチ会のことをずっと考えていました。今日の岡山フィルは指揮者を入れて総勢43名。私達の木曜スケッチ会が現在33名。20名を超す人たちが地域に出かけてスケッチブックを広げる姿はある意味でオーケストラ並に壮観です。地域の活性化にもつながると信じています。今日の岡山フィルの演奏を聞きながら、地方の水彩画のアマチュアグループであっても、東京や大阪に負けない素晴らしい活動をしたいという気持ちに駆られました。

 

私達の木曜スケッチ会は、7年ほど前に5、6人の愛好者でスタートしたのですが、その後、新しい人が入ったり、古い人がやめて行ったりを繰り返しながら次第に大きなグループになってきました。若いプロの人も入会してきました。一人ひとりの技術が高まってくると、やがてグループ全体としてシンフォニーのような輝きを放ち始めるのではないかと期待しています。