わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

台風だ! おっちゃんこの家 大丈夫??

2019年8月15日

 

台風10号がいよいよ中国地方上陸です。風が時折すごい唸り声をあげています。雨は降っていますがまだそれほどではありません。これから先、四国方面からの大きな雨雲がかかってくる予定です。我が家は築30年。これまで30年間かけていた火災保険が来月で満期となり、間もなく新たな火災保険と地震保険に更新となります。古い保険は火災のみカバーしていました。幸い火災に会うことはなく30年が過ぎましたが、この間、うちのすぐ近所では2件の火事があり、結構びっくりしました。しかし、最近火災より怖いのが地震です。阪神や東北の地震以来、我が家も地震保険に入りました。そして大雨による土砂崩れや洪水も怖いです。これから先、地球温暖化が進んで台風が大型化し、また、異常気象の結果、全国で豪雨災害が頻繁に起きるようになると予測されています。新しい保険は台風などの災害被害もカバーしてくれる予定です。

 

人間を含めた生物は全て、環境の異変に対して2つの対応をすると言われています。一つは逃げること(避けること)、もう一つは耐えることです。植物は、暑くても寒くても水が無くても(干ばつ)、逆に水がありすぎても(洪水)、その場から逃げることができないので、彼らが長い長い進化の過程で獲得した「耐える方法」を駆使して何とか生き延びようとします。それに対して、自由に動ける動物はそのような環境異変があれば、それから逃げるのが基本的な生存戦略です。

 

人類も、狩猟や採集で生活していた昔には、環境の異変があるとすぐに逃げて他の場所へ移動していました。しかし、人類が農耕生活を始めて、その土地に定着するようになると、次第に逃げるという感覚を失っていったのではないでしょうか。まわりの状況がかなりひどいことになりそうな時は、昔からもっている動物の本能を思い出して、安全な場所に逃げる。それが大事だと思います。

我が家の猫は、いつものんびり昼寝しています。しかし、この子も動物の本能がしっかり身についているようで、突然大きな音や地震の揺れなどの異変が起きると、さっと飛び起きて物陰に身を潜めます。飼い猫も飼い犬も、もちろん外にいる野良猫やスズメやカラスも、自分の身一つで生きているので、身を守る本能がとりわけ研ぎ澄まされているのでしょう。見習わなければと思います。

 

今日は、台風が近づく中、昼寝している我が家のマルちゃんを描きました。「おっちゃん、この家大丈夫??」というような目をしています。

 

 

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ラングトン水彩紙 中目 F8

鉛筆(HB)

シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間:1時間30分