わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

こんなものまだ使っていますか? JR時刻表 (交通新聞社発行)

2017年9月18日

昨日は台風の影響でどこにも出かけられず家の中に閉じこもっていましたが、2日ほど前に、恐らく十年ぶりぐらいで買ったJR時刻表のおかげで、思いがけず楽しく熱中した時間を過ごすことができました。今回買ったのは、B5判の2017年9月号で定価1,183円。あの大判の時刻表です。この9月号はJR西日本の山口線SLやまぐち号が煙をあげて爆走する写真が表紙になっています。

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毎度おなじみの時刻表ですが、まず目が行ったのがJRのトクトク切符を扱ったページ。全部で32ページ。切符の種類も以前に比べて随分と増えています。昔からこんなにトクトク切符ってあったでしょうか? その1ページ1ページを時間をかけてていねいにチェック。「いい切符があったら使ってみたい」。そして、いよいよ中身の時刻表。新幹線のページ。「新幹線で新函館北斗へ行ってみたい!」。全国の特急も実に様々。そして私が住んでいる岡山の近郊の電車。近場でもまだまだスケッチに行くところが沢山あります!時刻表をみているだけですごくやる気になってきます。
 
最近の朝日新聞朝刊に、「便利すぎて、考えることをしなくなった現代人の生活」の特集がありましたが、今はパソコンやスマホで簡単に電車やバスの時間や接続が分かる時代です。そんな便利な時代にあえてこの大判のJR時刻表を買う意味は? 実は私も今更JR時刻表でもないだろうと思っていました。しかし最近、スケッチ旅行のプランを立てるのにどうしても時刻表の全体像を知りたいという場面が多くなってきました。電車を調べる時に、いちいち必要な事項を不慣れなパソコンやスマホの画面に入力したり訂正して入れ直したりするよりは、ぱっと紙の上に書かれているのを見たほうが断然速いです!これって歳のせいでしょうか?



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そして時刻表が一番楽しいのは、暇な時に旅の予定をあれこれと複数立てられることです。冊子の最初のほうの「さくいん地図」を見て、それぞれの路線に振られた番号をもとに路線の時刻表のページに行き、あれこれ考えて目的地までうまくつながるように工夫する。もしどうしてもつながらなければ途中で行き先変更して違う方面へ向かう。私の大事な相棒である「全日本鉄道旅行地図帳」と、この「JR時刻表」があれば、日本中どこまでも「空想の旅」ができます。そして、これはいい、と思える行き先と路線の列車時刻(複数の候補)を大学ノートの1ページを使って大きく書いておきます。そうすることで、次々と新しい旅のプランが頭に浮かぶごとにページが増えていきます。パソコンやスマホは、時間の無い時には便利でしょう。しかし時間のある時には断然「JR時刻表」です。
 
ツアーで人についていくスケッチツアーも楽チンでとてもいいのですが、自分で全てプランを立ててスケッチに行くのもとても楽しいです。時には失敗もありますが、自由がきくのが最高です。