わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

クリスマスローズ(キンポウゲ科・ヘレボルス属)

2022年5月2日

 

 

クリスマスローズとはきれいな忘れられない名前だ。ローズと名前がつくが、バラ科ではない。早春の2月に咲く花として『趣味の園芸』(NHK出版)や『花おりおり』(朝日新聞社)に紹介されている。花びらのようにみえるのは萼片(がくへん)。花弁は花の中心の黄色い小さな部分。うつむいて恥ずかしそうに咲いているので、下から見上げないと花が見えない。どんどん種で増えて育てやすい植物。半日陰を好み、夏の暑い時期は半休眠状態に入る。4月まで咲いて、あとは種をつける。

 

我が家の庭に咲いていたのを切ってきて瓶にさしてスケッチした。花はグリーンで、葉は厚みがあり縁がギザギザしているので、多分アークチフォリウスという品種だろう。もう花はそろそろ終わりのようで、種をつけたものもある。

 

趣味の園芸』(2022年2月号)には1980年代にイギリスの田舎でクリスマスローズの交配を進めてクリスマスローズブームを作った二人の女性園芸家ヘレン・バラードとエリザベス・ストラングマンの物語が載っていて興味深い。

 

今日のスケッチ

ホワイトワトソン水彩紙 F2

鉛筆とシュミンケ固形透明水彩絵の具