わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

モミジバフウ(アメリカフウ)(マンサク科・フウ属)

2020年11月16日

 

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モミジバフウの落ち葉

 

紅葉の美しい落葉高木です。葉がモミジのような形をしています(葉が5裂〜7裂)。モミジよりずっと大型の葉です。比較的暖かい関東以南で、街路樹や公園樹として植えられています。秋にはトゲトゲのある丸い果実をつけ、これも地面に落ちているのでよく目にすると思います。北米・中南米原産で、日本には大正時代に渡来しました。

 

同じく街路樹として使われているプラタナス(和名スズカケノキ)もモミジバフウに似ていますが、樹皮が不規則にはがれ、白いまだら模様になります(モミジバフウでは樹皮はまだらにははがれません)。プラタナスは耐寒性があり、気温の低いヨーロッパや北米の街路樹によく使われています。葉は浅く裂け、球形の実にはモミジバフウのようなトゲトゲはありません。

 

私の散歩道にも公園があり、モミジバフウが植えられています。もう随分と背が高くなって存在感があります。遠くから見てすぐにそれと分かるほど紅葉が見事です。今日は、その落ち葉を拾って、家でスケッチしました。この落ち葉も一晩置くと水分が抜けて、元気のないカラカラに乾いた落ち葉になり、色も変わります。スケッチするなら、その日落ちたばかりの葉を拾ってすぐに描いた方がいいです。

 

今日のスケッチ

ウオーターフォード水彩紙 中目 F6

鉛筆、ホルベイン水彩絵の具

所要時間:1時間30分