わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ – grave(グレイブ)、tomb(トゥーム)、graveyard(グレイブヤード)、cemetery (セメタリー)

2021年9月23日

 

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今日は秋分の日、お彼岸の中日です。近所の散歩道でも彼岸花が満開です。今日はお墓参りに行く日ですが、我が家(岡山)はお墓が遠くにあるので(山陰と九州)、このコロナ禍でお参りはできません。

 

ところでお墓を示す grave、tomb や墓地を示す garaveyard、cemetery は意外と身近な単語です。日本人と同じく、欧米人の普段の生活の中でもお墓や墓地は大事な位置を占めているようで、街中に大きな cemetery があって、人がお参りしている姿を目にしたりします。これらの単語は多分高校生の時に憶えたと思うのですが、それらが表す意味を正確に理解しているかといわれると、あまり自信がありません。

 

ここで  Advanced Favorite English-Japanese Dictionary  でもう一度それぞれの単語の意味を確認しておきます。

 

Grave (語源) 掘られた場所(名詞)①墓, 墓穴. ②(the〜)(公式的)死, 破滅.

[類語] grave : 通例地中に掘られた墓・墓穴.

   tomb(発音注意:トゥーム):装飾された広い内部をもつ大がかりな墓.

   graveyard : 通例教会に隣接した墓地.

           cemetery : 教会に属さない共用の墓地.

   churchyard : 教会付属の墓地.

 

Grave は一般のお墓です。穴を掘って埋葬し、Gravestone(墓石)を乗せた墓ですね。Tomb は grave の大きいものです。王の墓とか、無名戦士の墓のような規模の大きい墓です。Ancient tomb は古墳という意味です。

 

街や郊外に作られた共同墓地は cemetery です。教会の近くや教会付属の墓地も多いですが、これらは graveyard とか churchyard になります。日本のお寺 (temple) の墓地は templeyard と言ってもよさそうですが、そのような単語は辞書にはありませんでした。

 

アメリカに行くとインディアンの古墳があちこちに残っていて、これは土を盛って作った丘のような感じで、mound(マウンド)と呼ばれていました。ちょうど野球のピッチャーの立つマウンドと同じ単語です。韓国のお墓も土を盛ったお墓だと聞きました。

 

岡山県岡山市総社市にまたがる吉備路周辺には5世紀に造られた全国有数規模の前方後円墳が複数あります。The Wisdom Japanese-English Dictionary(和英辞典)を見ると、「前方後円墳」は a keyhole-shaped ancient Japanese burial mound となっていました。「鍵穴の形をした古代日本の墳墓」という意味です。この古墳は mound と英語で表されているので、実際の土を盛った丘のイメージにピッタリです。

 

大阪府堺市仁徳天皇陵などは宮内庁の管理下にあり勝手に立ち入ることができませんが、岡山県吉備国の古墳は自由に登って見ることができます。丘に登って見る風景は広々としていてなかなか素晴らしいものがあります。