わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ – Flier (フライヤー)

2021年6月16日

 

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6月14日のラジオ英会話でflierという単語が出てきました。「ちらし」という意味です。Advanced Favorite English-Japanese Dictionaryによると、

Flier(またはflyerでもよい)は名詞で、①空を飛ぶもの(昆虫・鳥・飛行機など)、②飛行士、パイロット、③足の速い動物(人)、高速度で動くもの(急行列車、快速艇など、④(広告用の)チラシ、ビラ、と説明がありました。

 

「ちらし」を英語で言う機会があまりないので、flierも普段ほとんど使いませんが、確かにふわふわと飛んでいきそうな軽いイメージです。似た単語で「パンフレット」(pamphlet)は時々使いますし、またleafletという単語も使うことがあります。これらは表紙があって、数枚綴じたものというイメージです。綴じたものがもう少し厚みをもつと、bookletになるのでしょうか。「岩波ブックレット」というシリーズがあります。本ほどきちんとはしてないけれども、書籍とパンフレットの中間のような感じです。

 

小学校から大学まで、学校で教師から渡される資料は「プリント」といい慣れてきました。しかし、printは英語では印刷物、出版物の意味で、日本語のプリントに対応するのは handout です。最近は大学や企業で授業や会議で配られる印刷物は日本語で「ハンドアウト」と言うようになってきました。

 

かつて昭和40年代半ばまではプリント作りは謄写版ガリ版)印刷でやっていました。ろう原紙をヤスリ版の上に置いて上から原紙が破れないように鉄筆で字や絵を書き、謄写器でインクをつけたローラーを移動させて紙に印刷していました。小学校や中学校でもらったプリントは全てこの謄写版刷りでした。大学でもサークル活動や研究室のゼミの資料作りは謄写版で印刷していました。今の若い人たちには何のことか分からないでしょうね。あれからワープロが出現し、便利なものが出来たとよろこんでいるうちに、しばらくしてパソコンが出現し、年々改良されるソフトを使って自宅で作文しプリンターで文章が印刷できる便利な時代になりました。

 

そして近未来は、多分紙を今ほど使わない世界でしょうね。新型コロナの影響で小学校・中学校の生徒全員がタブレット端末を持つ時代です。Flierやpamphlet、そしてプリントやhandoutなどが死語になる時代がもうすぐ来るかもしれません。