わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

蓮の葉の 水をかけ合う 二人づれ (岡山市北区後楽園)

2019年7月15日

 
昨日(日曜日)と今日(月曜日海の日)は連休です。昨日は従妹のKさんが1年ぶりに我が家に来てくれました。兵庫県で猫のブリーダーをしていて、5年前に我が家のマルちゃんを世話してくれて以来、ほぼ毎年マルちゃんの誕生日の7月に様子を見に来てくれます。我が家で昼食を一緒に食べて、マルちゃんとの「ご対面」が終わった後、従妹と家内と三人で一緒に車で後楽園に行くことにしました。


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雨の後楽園。後楽園には1年を通してスケッチなどでよく行きますが、雨の後楽園には余り行った記憶がありません。ちょうど今、園内では蓮の花が咲いているので、少々の雨なら行ってみようということになりました。Kさんは後楽園が初めてなので、案内のしがいがあります。梅雨時の後楽園は、連休の日曜日とはいっても来園者が少なく、園内の広々とした風景が楽しめました。
まっさきに行った蓮池には、明け方に咲き終わった花がちらほら見えました。朝のもっと早い時間に来ると、きれいな花がたくさん見えるのでしょう。


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園内をぐるりと散策して、もう一箇所蓮が咲いている場所にも行きました。ここには1輪、ちょうどきれいに開いている花がありました。若い外国人カップルが、蓮の葉の上で動きまわる雨水を手のひらにすくい取って、その水をお互いにかけ合って遊んでいました。雨のデートですか。青春ですねえ。(もう、私はそんなことをうらやましがる歳ではないですが・・・。)



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園内の福田茶屋で一服しました。お抹茶・あん入りきび団子付き¥500。ここの茶屋の前の縁台に座るといつもほっと落ち着きます。大学に勤務していた頃は、外国人のゲストが来ると後楽園を案内することが多く、その時はたいていこの茶屋で休憩しました。この雰囲気でゲストとの会話もはずみました。


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今年の春先に、私は後楽園で2枚スケッチをしたのですが、そのスケッチの現場も通りました。ついこの間のことなのに、なんだかとても懐かしいです。その時は芝が冬枯れでうす茶色でした。今は目にも鮮やかな緑色になっています。季節は足早に巡っていきます。いつも見慣れた後楽園の風景なのに、3時間ほどスケッチに集中した思い出や一緒に来た人との思い出がそこにつながると、一つ一つがまるで違う「一期一会」の風景になります。不思議なものです。今日もまた思い出の後楽園になるでしょう。