わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

猫のいる暮らし

2016年4月23日

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朝日新聞夏目漱石の「吾輩は猫である」が連載され始めました。おじさん(私のこと)はマルちゃんに出演してもらって、「吾輩は猫である」の文庫本と一緒にマルちゃんの写真を撮りまくっています。マルちゃんは近頃写真撮影に飽きていて、カメラを向けると「もう眠たいのに、迷惑だにゃ~ん」という表情をして、こちらをちゃんと向いてくれません。


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この本の中で、漱石は猫の様子を実にうまく描いています。多分飼い猫がお気に入りだったのでしょうね。私は、ちょうど新聞連載と並行して文庫本を読んでいますが、とにかく漱石の文章力に感心します。「吾輩は猫である」は文庫本にして全部で500ページを超す大作なのですが、朝日新聞はこれを毎日少しずつ連載しています。この連載、最後まで本当にやるのだろうかと心配になると同時に、そのやる気にも感心します。この本は中学生ぐらいの時に最初に読むチャンスが来て、その後何度も挑戦しました。しかし、そのたびに途中で嫌になって投げ出した記憶があります。実は全部読んだのは結構最近のことです。
 
今回は折角だから、新聞の連載に合わせて、また最後までゆっくり味わいながら読もうと思っています。新聞ではいろいろと分かりやすい解説があるのも助かります。明治・大正という時代背景とともに夏目漱石という人の才能と偉大さがわかる本ですね。


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