わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

立春の あったか日差し 続かない (岡山県岡山市北区 造山(つくりやま)古墳水彩スケッチ)

2016年2月

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昨日(節分)・今日(立春)と晴れの天気が続き、岡山県南部の今日は最高気温が11℃でした。2月にしては穏やかな冬の日です。グループのスケッチ会に久しぶりに参加して、総社市の造山(つくりやま)古墳に来ました。この古墳は5世紀前半に作られた全国第4位の大きさの前方後円墳です。ここに来たのは本当に久しぶりです。多分20年ぶりぐらいではないかと思います。以前自転車で来た時には古墳の丘に鬱蒼と樹木が生えていたような記憶があります。今回は冬のせいで明るい林となっており、下草もきれいに刈り取られていて、気持ちのよい状態でした。まず円墳の方へ登って四方の景観を眺めてから、方墳と円墳の境目あたりの場所で、目の下に広がる民家と遠くの山々、そしてその間に広がる田んぼをスケッチすることにしました。



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F6のスケッチブックに見開きで描くのが本当に久しぶりなので、ちょっとすぐに調子がつかめませんでした。初めにやる鉛筆で当たりをつける作業にかなり時間を取られてしまい、筆ペンでの線描きが遅れてしまいました。今日は、スケッチの最中に妙に疲労感と空腹感がありました。今年に入って親の世話が大変になってきたので、その疲れが出ているのかもしれません。眼下の家々の輪郭を筆ペンで描く時、普通ならほとんど間違うこと無くきちんと全体がうまく画面におさまるのですが、今日はなぜかつじつまが合わない所があちこちに出来てしまいました。まあ、こんな日もありますね。



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それと今日は筆使いが荒くなってしまいました。筆ペンをスペアインクを替えて何度も使っていると、ペンの先が割れてしまって思い通りの線が引けません。指先の冷たさもあります。それともう一つ、気になったのが絵の具。今日は一番古くから使っている固形絵の具セットを持ってきたのですが、水を含んだ筆で絵の具の表面をこすってもなかなか色が思い通りにパレットに出て来ませんでした。出てきてもザラザラの粒子状になるものもあって、やはり絵の具は古くなったのは使わない方がいいのかなと思いました。それとも、冬で絵の具が乾燥しすぎているせいかも知れません。なんでも経験です。
 
今日のスケッチは、弁当の時間を挟んで3時間半。初めはぽかぽかと暖かでしたが、昼ごろになると太陽が冬の雲に隠れる場面が増えて、段々寒くなってきました。今日は立春ですが、春はまだまだ先のようです。



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ラングトン水彩紙 F6見開き
ぺんてる筆ペン(青墨)
ラウニー固形水彩絵具
所要時間:3時間半