わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ローカルFM放送出演 8月

2015年8月13日

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島根県立美術館での「水彩スケッチ親子展」の会場から電話でFM放送に出演しました。午後3時15分に丁度客足が途絶えて、広い会場が静かになったところで、放送局から携帯電話に電話が入りました。今日は午後1時から待機に入って、FM放送を受信しようとパソコンやiPadも準備していたのですが、美術館の中でWi-Fiにうまくつながらなくて、結局今日の番組の流れを把握しないまま、本番になりました(いつもは当日のゲストの人達の話を1時間ぐらい受信しながら自分の番が来るのを待っています)。電話は意外と話しやすく、司会の小野須磨子さんの声もよく聞こえました。またスタジオで感じる緊張感もなくて、自由にすらすらと話せました。


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今日のテーマは「広島」でした。先日8月6日に広島に行った時のことを中心にお話しました。「美しい日本」の風景を水彩で描くという時に、さて広島で何を描こうかと迷うかも知れませんが、私はやはり原爆ドームを真っ先に描くべきだと思います。1時間か2時間原爆ドームが見える場所でスケッチしていると、スケッチしている事そのことが平和への祈りになるような気がします。絵の出来がいいとか悪いとかということを越えて、スケッチをしていると自分が経験したことのない70年前の「広島のあの日」に思いが至るのではないでしょうか。また、崩れた廃墟の絵を描きながら自分はなぜ絵をかくのだろう、とふと考えるかもしれません。絵を描いて「ああ気持ちが安らいだ」とそれで満足してもいいのですが、できれば自分の目を通して描いたものを他の人に伝えたい、と思われるかもしれません。広島の原爆ドームの絵の場合、やはり戦争の悲惨さ、無意味さを伝える大きな力になると思います。広島の子供たちがよく学校の平和学習や美術の時間に原爆ドームを描くのも、多分現場を自分の目でしっかり見て、それを描いた絵をまた他の人に見てもらうということを実践しているのでしょう。

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今日の美術館の展示会場入場者は昨日よりやや少なめで50人程でした。お盆休みに入り、美術館に来る人も減っているのか、あるいは帰省した人たちがお盆休みを利用して美術館に来てくれるのか。明日と明後日の週末が楽しみです。



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