わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

島根県立美術館「水彩スケッチ親子展」終了

2015年8月18日

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6日間の「水彩スケッチ親子展」が終わりました。入場者数は6日間で517人でした。初日と2日目は70人、50人とまあまあの入りでしたが、3日目以降、週末とお盆休みが重なったせいか、どんどんと入場者が増えて、最終的には予想を超える数の入場者になりました。今回事前の宣伝を全くしていなかったのですが、多分美術館の他の展示を見た人がついでにこちらに流れて来てくれたのだと思います。


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ギャラリーの第一室では若者たちのグループが広いスペースで新しい感覚の展示をしていて、ここには沢山の人が入場していました。第二室は家の設計図面のアートで、何度もこの美術館で個展を開催している建築家の展示。そして一番奥の第三室が私たちの展示でした。他の部屋の展示が壁中にいろいろな物を貼ってかなり視覚に訴える展示であるのに対して、私たちの部屋は、絵をゆったりと並べて展示した広くて静かな空間でした。多分この部屋に入った人たちは、野菜や果物の静物画を見たり、風景のスケッチを見たり、お地蔵さんの木彫を見たりして、心が安らいだのではないかと思います。「展示をみて気持ちが癒やされた」「ここに来てよかった」という感想を述べられた方が多数ありました。


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島根県立美術館は朝10時から夕方18時30分まで開館しています。ここは宍道湖に沈む夕日を眺められる美術館として全国的にも有名で、春から秋にかけては日没まで開館時間が延長され、美術館の庭から自由に宍道湖畔へ出て広い芝生に座って夕日を眺められます。特別展や企画展を見なければ入場無料ですので、外国人旅行者を含めて多くの人が夕日を見に美術館を訪れます。そのせいか、私たちの作品展にも終了時間間際まで多くの人が来てくださいました。


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入場者の年齢層ですが、倉敷のギャラリーで昨年と今年やった個展に比べると、若い人の入場が多いのが特徴です。親子づれや若いカップルや若者一人だけの入場が全体の半分程度でした。そして平日には養護学級の生徒さんなどが先生に引率されてやってきましたし、老人施設の人たちも大挙して車いすでやって来ました。車いすで15人ぐらい来られた時はまさに「壮観」でした。

 
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私の91歳の母は多分3日ぐらいは何とか受付に座っておられるかな、と最初は思っていましたが、実際始まってみると、搬入・搬出そして6日間の展示期間中、朝から夕方まで全て皆勤。他の人がびっくりするぐらいの元気でした。「あやかりたい」、「拝みたくなる」、「こんなふうに歳をとりたい」、などと若い人が近寄ってきて握手をしたり声をかけたりしてくれるので、母も嬉しくなって補聴器をつけた耳で質問に答えながら自分の作品の説明を続けていました。この「水彩スケッチ親子展」、もし母親が元気なら来年もやる予定です。来年はもっとマスコミに宣伝してみようかな、と今から考えています。


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