わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

倉敷の 商店街に アートの矢 (倉敷 本通り商店街 水彩スケッチ)

201410

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地方創成にとって欠かせないのが、地元商店街の活性化です。郊外型大型店舗の進出で、全国的に古い街中の商店街が次々と衰退する中で、ここ倉敷の商店街も例外ではありません。しかし、この商店街は、大勢の観光客が集まる倉敷美観地区がすぐ近くにあるだけに、他と比較してかなり恵まれた状況にあります。

 

この商店街を活性化する3本の矢の一つが、この商店街で数年前から始まった“芸術祭”「アートで彩る本通り商店街」です(あとの2本の矢があるのか無いのか、まだ分かりません。現在模索中かもしれません)。

 

この“芸術祭”の一つとして、「商店街再発見」スケッチ画展なる催しが開かれることになっています。私達(私と絵の仲間2,3人)が分担して商店街の中をスケッチし、それを商店街のギャラリーで11日間も展示して頂きます。今日は、その展示作品の最後の1枚を描くために、朝から倉敷にやって来ました。

 
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今日描いた場所は、倉敷公民館の前です。この辺りは広い日陰があり、商店を気持よくスケッチ出来ました。今日は秋晴れ。朝が早いせいか、人通りはあまり多くありません。スケッチ時間は2時間。最近始めた、絵の具で線描きをするスタイル、で描きました。公民館では写真展をやっていて、その世話をされている方が時々会場を抜けて絵を見に来られ、また公民館に用事のある人達が、立ち止まって絵を見て下さいました。今日お話したのは全部で7, 8人です。スケッチは会話のツールになります。だれでも気軽に話かけてくれるのが嬉しいですね。


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“芸術祭”を開く位だから、この商店街の店主さんたちは相当芸術好きなのだろうと思って、あるお店の奥さんにこの点についてうかがったところ、「この商店街の人達は、商売しか頭になくて、芸術には全然関心が無いんよ」との返事でした。この“芸術祭”、実は自分たちがアートの力で変わっていく、という自己啓発的な催しなのかもしれませんね!?。それはそれでいいでしょう。大原美術館がこんなに近くにあるのだから、そのアートの力に共鳴して自分たちもいっしょに振動していけばいいんです。大事なのは、これを長く続けることだと思います。私達も協力していきたいと思います。


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「アートで彩る本通り商店街」

スケッチ画展 「商店街再発見」 

開催日:20141021日(火)~31日(金)

場所:ギャラリー・メリーノ(倉敷商店街の中)

その他、街かど音楽会、生け花展、ワークショップ、似顔絵、俳句の会、着物のレンタルなど、期間中(1018日~112日)盛りだくさんの内容です。

 
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