わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

船頭の 安来節聞こえて 小舟ゆく (島根県松江市 松江城お堀水彩スケッチ)

20134



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今日から新年度。島根県の県庁所在地である松江市でも、松江城や県庁がある市の中心部オフィス街では、昼休みに真新しい背広姿のフレッシュマン達が、先輩たちに連れられて昼食を食べに通りを歩く姿が見られました。今日は、松江城のお堀を水彩スケッチ。松江城とその周辺は桜が満開となり、平日にもかかわらず、家族ずれや旅行客でにぎわっていました。松江城の堀をめぐる遊覧船も次々と船着場を発着しています。堀のまわりをかなり歩いて、うまく描けそうは場所を探しました。


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お堀を描くのは意外と難しいです。石垣と古い橋がそれらしい雰囲気をだしますが、松江城の場合、広い堀の両側に松の木や、そのほかの木がうっそうと茂り、その木の葉の色が、春の季節にはいろいろな色をもっていることに描きながら気が付きました。風はまだ冷たく、長時間堀のそばに腰かけていると、次第に体が冷えてきます。



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ところで、堀をめぐる小舟の船頭さんは、かなり自由な説明をしてもよいらしく、私の目の前を通り過ぎる船の船頭さんが、丁度私が座ってスケッチをしているあたりでマイクで歌を歌うのですが、それが安来節であったり、小学唱歌の「ふるさと」だったり、歌謡曲だったり、いろいろなのです。説明も船頭さんごとに雰囲気や内容が全然違います。船頭さんの説明をいろいろ楽しみながらスケッチ完了。


実は私にとっても今日は仕事始め。しかし、1週間休暇をとってここに来ています。定年前の最後の1年です。スケッチしながら、さあ、ことしも淡々と最後まで仕事を頑張って、きれいにフィニッシュしよう!と決意しました。


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