わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

壁覆う アイビーの緑 盛夏かな (岡山県倉敷市 アイビースクエア水彩スケッチ)

2016年8月

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今年の夏は多分記録的な夏になるでしょう。7月から毎日35度を超える猛暑日の連続です。今日はまた湿度が高くて、とても蒸し暑い一日でした。今日はグループのスケッチ。日差しをさけて、倉敷の美観地区にある観光館の二階でゆっくり街並みを見下ろしながらスケッチをしたいと思っていましたが、あいにく平日は二階が開放されていませんでした。月に1日だけ日曜日に二階に上がれるそうです。やむを得ず予定を変えて近くのアイビースクエアに行きました。

 

アイビースクエアのホテルに隣接して、教会風の建物やら古い木造の建物があって、庭をはさんでなかなか静かな趣きのある空間になっていました。丁度これから結婚式なのか、若いカップルが写真撮影などをしていました。涼しい風も吹いていました。画面右側の建物の壁にはアイビーがびっしり。この場所が気に入って、ゆったり椅子に腰掛けて午前10時にスケッチを開始しました。今日も最近使い始めたF10号の水彩紙です。イーゼルに立てかけると画面が広くて気持ちがいいです。


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本当にゆったりした気分で約2時間。薄塗りですが、満足のいく絵が出来ました。今日も日傘の女性を一人入れました。実際日傘をさした女性がよく通りかかるので、日傘の様子や、人物の姿をさっと鉛筆で下書きしておきました。そして後で、筆ペンでラインを決めました。この絵でも、最後に目が行くところは人物になります。風景の中の人物は大事です。具体的に顔や髪型や着ているものを詳しく描かなくてもよくて、むしろ絵を見た人が自分でイメージできるような曖昧なままのほうがいいと思います。絵で大事なのは、こちらから押し付けないで、見る人に全て任せる「ゆとり」みたいなものでしょうか。



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ラングトン水彩紙 F10号
ぺんてる筆ペン(青墨)
ウインザー&ニュートン固形水彩絵具
所要時間:2時間