わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

道行けば 黄金(こがね)色づく 稲穂かな(岡山県都窪郡早島町 水彩スケッチ)

201810


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グループで岡山県早島町に来ました。前に一度一人で下見に来たので、今回2度目です。今日の参加者は14名。私は集合時間(9時半)の1時間前に車で集合場所である早島町立図書館駐車場に到着し、観光地図を持って町内のスケッチポイントの確認をして歩きました。前に下見に来た時に見なかった早島の港跡や、町が見渡せるという天満宮が気になったので、それらを見て回りました。
 
早足で9時25分に図書館駐車場に戻り、メンバーに挨拶してスケッチポイントを簡単に紹介。それから参加者はそれぞれスケッチ場所を求めて散っていきました。私はすでに1時間近く歩いていてかなり疲れたので、皆が描いている街道沿いではなく、どこか近くで描きたいと思い、最近グループに参加された男性2人と一緒に図書館のすぐ近くをゆっくり歩きました。あまり期待しないで歩いていたのですが、歩き始めてすぐに黄金色の稲穂が美しい田んぼの風景が目の前に出てきました。「わあ、これはいい」と、3人で一緒にそれを描くことにしました。遠景に早島町の北側に位置する丘(干拓する以前からあったもとの島でしょう)が見え、中景に早島の古い町並み(メインの街道の裏側です)、そして近景に黄金色の稲穂が美しい田んぼ。偶然見つけた風景ですが、秋らしい気持ちのいい風景です。早島らしさもあります。
 
  町並みを 裏から描(えが)く 小技(こわざ)かな


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今日はちょうど町の幼稚園の運動会があり、また図書館の入っている建物でも何か特別のイベントがあるらしく、図書館はもちろん、近くの町役場や公民館などの駐車場も車がいっぱいでした。運動会の歓声やマイクの声、それに近くの運動場で練習している小学生の野球チームの元気な声を聞きながら、集中してスケッチすること2時間半。日差しが強かったのですが、いかにも秋らしい青空と美しい田園風景を目の前にして、幸せな気分でした。最後に全員で図書館前に集合して講評会。今回もいい絵がありました。午後2時近くになって解散し、数人で近くの食堂に行きましたが、あいにく時間が遅すぎて食事にありつけず。仕方なく、持ってきていたクラッカー一袋と自販機で買った冷たいコーヒーでお腹を満たしました。
 
  ひもじさも 中位なり 秋の空
 
どこかで聞いたような句になってしまいました(小林一茶の有名な句 「目出度さも ちゅう位なり おらが春」のパロディになってしまいました)。それにしても、今日の秋空に浮かぶ白い雲はきれいでした。2,3日前から朝晩急に冷え込んできて、いよいよ本格的な秋が来た感じです。今週はしばらく安定した晴天の日が続くようです。



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ウオーターフォード水彩紙 F6 中目 2枚
青墨筆ペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:2時間半