わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

三階の テラスの展望 気持ちいい (岡山県倉敷市 林源十郎商店の三階テラス 水彩スケッチ) 2017年3月

2017年3月
 
毎週第4木曜開催の「木曜スケッチ会」に参加する予定の人(大阪と兵庫の二人)が、日を間違えて一週間早く倉敷に来てしまったので、私も付き合ってスケッチをしました。初めに倉敷の美観地区を中心にスケッチポイントを紹介し、町をいろいろ案内しているうちに昼食の時間がきました。美観地区に隣接する商店街の中にある林源十郎商店の二階のレストランでランチをとり、その後ついでに三階に行って、そこから見える町の風景をスケッチすることにしました。

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林商店は比較的最近できた木造三階建の建物で、ユニークな商品を販売する店とレストランやカフェを展開していて観光客に人気があります。もともと店の歴史は古く、1657年創業の薬種業の店だったそうです。新しく建物ができてからは地域での活動が地元でも注目されています。実は私はこの商店の一階には何度か来たことがあるのですが、二階と三階部分に足を踏み入れるのは今回が初めてでした。以前から林商店の三階でスケッチをさせてもらえることは噂で耳にしていました。実際三階に上がってみると、フロア全体がカフェのようになっていて、そこから戸を開けて外のテラスに出られるようになっていました。このテラスもカフェの一部で、かなり広い面積があり、木製の机や椅子がきれいに並べられていました。
 
このテラスからの眺めは評判通りでした。スケッチの許可をもらってスケッチブックを広げて鉛筆で下書きをしていると、林商店のオーナーの人が来られて景色の説明をしてくださいました。すぐ目の前に大原邸、その向こうに備前焼の黄緑色の備前焼の屋根瓦が美しい有隣荘、そして左手に大きく目立つ旧倉敷銀行(その後、最近まで中国銀行)の建物、そして右手に大原美術館が見えます。まさに倉敷の一番美しい町並みを間近で俯瞰する景色です。

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店員さんの話では、この場所では絵の具や水の使用がちょっとむずかしい感じだったので、とりあえずスケッチだけしておいて、あとで帰ってから写真を見ながら色をつけることにしました。店員さんが皆優しくて、とてもよい感じでした。スケッチ時間約1時間。そして帰宅してから着色に約1時間。落ち着いた雰囲気の風景が描けたと思います。
 
モンバル・キャンソン水彩紙 中目 F6
ぺんてる筆ペン(青墨)
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:2時間

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次回の木曜スケッチ会(毎月第4木曜)
3月23日(木)9:30~12:00
倉敷公民館前集合(倉敷美観地区
参加自由・無料