わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

出初式(でぞめしき)で 遅れて出動 した気分 (岡山市北区 里山風景水彩スケッチ)

2016年1月
 

今日1月20日になってやっと新年の風景スケッチの描き初めです。昨日は最高気温4℃の本格的な冬の寒さでしたが、今朝も朝から珍しく雪が舞っていました。天気予報では岡山県南部は晴れ時々曇りで、今日はこれから瀬戸内地方特有の明るい乾燥した冬の日が始まると思ったのですが、家の窓から眺めと、近所の家の屋根や庭、それに道路にはかなり雪がたまっていました。「絵描き」を自認する私にとっては、今日は雪景色を描く絶好のチャンスです。それでいろいろと着込んで水彩の道具を持って勇んでいつもの散歩道に出かけました。私の家は丘の上の団地の一角にありますので、平地より少し気温が低く、冬には雪がつもりやすい状況です。いつものように歩いて、めずらしく白い雪に覆われた団地を抜けて、広い谷の集落まで降りてみました。するとそこにはあまり雪はなく、どちらかというと春の日差しを浴びて暖かささえ感じるほどでした。山と谷ではこんなに雪の降り方が違うんですね。

 

いつもスケッチをする場所に来て、携帯椅子を出して座り、スケッチを始めました。目の前の田んぼや遠くの山には春を告げる黄色い色が目立ち始めています。空は青空ですが、時々雪を降らせる冬の雲が空にポッカリと浮かんで流れていきました。近くの小学校から休憩時間に遊ぶ子供たちの楽しそうな声が聞こえて来ます。今日は寒さのせいか、農家の人は誰も田んぼで作業をしていませんでした。のんびりと一人で新春の光と冬の冷たい風を受けて、2時間ほどスケッチをしました。本当は真っ白く雪の積もった里山風景を描くつもりでしたが、そのもくろみは見事に外れました。




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アルシュ水彩紙 荒目 サイズは横長(自分で水彩紙を適当にカット:F4より少し横長)

ラウニー固形水彩絵の具

ぺんてる筆ペン(青墨)

所要時間:2時間