わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

親不孝 名前の通りの 大騒ぎ (福岡市中央区舞鶴1丁目 水彩スケッチ)

201310

 

福岡県福岡市に来ました。日中、5年前に亡くなった義父の法事をすませ、夜は中央区大名2丁目のホテルに泊まりました。風邪が完全に治らず、やや疲れていましたが、折角久しぶりに福岡に来たので、ホテルの窓から見える通りの夜景をスケッチしました。描いたのは昭和通りから、福岡市の中心である天神方面を見た夜景です。昭和通りは福岡市を東西に走る幹線道路です。福岡市はアジアに開く窓として、大きく発展を続ける活気のある街です。天神界隈は九州中の若者が集まっているのではないかと思えるほどの熱気と賑わいです。福岡はすぐに博多湾から玄界灘に面し、海の幸が豊富で、食べ物がおいしい都会です。博多弁の独特の雰囲気もいいですね。この街には最近東京の資本が入って、街が巨大化しましたが、一昔前は、古い博多の町の雰囲気が色濃く残っていて、古い西鉄路面電車がのんびりと走り、なんとも言えない、いい街でした。


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今日描いた絵の手前すぐ左側には、絵では描けなかったのですが、通称「親不孝通り」という通りがあります。眼下の交差点は若者であふれています。以前は、この通りのそばにはいくつかの大学予備校があり、この通りにはその予備校生達が集まる喫茶店や食堂があったらしいのですが、いつの間にか、酒場やバーが立ち並び、若者が飲んでハメをはずす場所に変貌しました。週末の夜は、暴走や犯罪も多発し、パトカーも頻繁に出動します。案の定、今夜も酔った若者が大騒ぎをし、その騒ぎ声と深夜のパトカーのサイレンで何度も目がさめました。


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早朝の福岡市中央区親不孝通り
 

夜が明けてホテルの窓のカーテンを開けて眼下を見ると、何やらおかしな仮装をした、いわゆるコスプレの若い男女がふらふら、ぞろぞろ歩いています。若者は「親不孝」という名に惹かれてこの通りにくるそうですが、夜、ちょっと寄り道するにはいいかも知れませんが、こんなところで遊んで夜を明かすとは、まさに「親不孝」そのものですね。

 

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早朝の福岡市昭和通り