わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

田の水に 蛙も歓喜の 声をあげ (岡山県岡山市郊外 水彩スケッチ)

20136

 

今年は、西日本は空梅雨で、農家の皆さんはこれからの天気が気がかりだと思います。瀬戸内地方は、昨日やっと待望の雨が降りました。本当に久しぶりの雨です。今日は、朝6時から近くの田んぼに出かけて、田植えが進んでいる水田をスケッチしました。今日のスケッチスポットは我が家から車で5分の場所。私の住んでいる辺りはまだ水田が広がっていて、休みの日には、あぜ道を散歩も出来ます。岡山県は基本的には農業県です。岡山市もいわば田園都市。おかげで、美味しい米や野菜、それに果物が近くの農協や農家の販売店で簡単に手に入ります。

 

日が高くなると熱中症が心配ですが、今朝はちょうどマスカットのハウスの横にできた大きな陰の中で、快適なスケッチが出来ました。時々農家の小型トラックが視界の遠くにある細い道を走りますが、それ以外は全く人も車も通らない静かな田園風景です。蛙たちが、田んぼに引き入れられた水がうれしいのか、かわいい鳴き声をあちこちで上げています。田植えの時期の水田はスケッチのモチーフとしてよく描かれますが、私は今回が初めてでした。水田の水の色は何色にしたらいいんだろう、と思って水面をよく見ると、水面には遠くの丘や林、農家、それに空の青や雲の白が写っているんですね。今更ながら、大発見です。普段水が無い所に、この田植えの時期だけは水が辺り一面に広がり、初夏の青空や白い雲を映し出す。いいですね。日本の大事な風景です。


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