わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

クリスマスによせて  思い出のキリストとマリア像 (イタリア)

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今から15年前の19979月に、初めてイタリアのミラノ、ピサ、フィレンツエを一人で10日ほど鉄道に乗って旅行した時の思い出です。前から一度行きたかったフィレンツエのウフィツイ美術館を訪れ、ボッティチェリイの「ビーナス誕生」を見て、もう本当に感動してしまいました。美術館の売店で売っていた簡単な作品収録冊子を買って、ホテルで、日記代わりに持ち歩いていたスケッチブックに、「ビーナス誕生」のほか、その冊子にあったボッティチェリイ筆のマリア像とキリスト像を興奮しながら模写しました。その時は感動しきっていたので、勢いだけで描いたスケッチと色付けになっていますが、今見てもその時の自分が経験した感動がよみがえってきます。イタリアのルネサンス美術は素晴らしいです。人間表現が実に見事です。


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イタリア語は、「ボンジョルノ」(こんにちは)しか話せなかったのですが、フィレンツエで泊まったこぎれいなホテルの受付の人は、大変かわいいお嬢さんで、笑顔で「ボンジョルノ」とやさしく答えてくれたのが、忘れられませんね。イタリアは、どの町も、町そのものが美術品です。当然教会が町の中心にあって、キリスト教文化の影響が大変大きいのがわかります。また、食べ物がおいしいです。トマトソースだけのスパゲッティが信じられないぐらい美味しい! それを真似して、あれ以来私の作る定番料理のメニューにはイタリアのトマトソースのスパゲッティが入っています。あれからもうイタリアには行っていないので、もう一度いってみたいですね。そして、思い切りイタリアの町の風景スケッチをしたいです。

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