わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

鬼太郎も ゲゲゲとびっくり 人の波 (鳥取県境港市 境港 水彩スケッチ)

201211


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秋の連休を使って、「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家、水木しげるさん、のふるさと鳥取県境港(さかいみなと)市に来ました。この町にくると、いつも「港の風景を描きたい!」と、強烈に絵心をそそられます。日本海側の屈指の漁港である境港は、島根県島根半島鳥取県弓ヶ浜半島に挟まれた境水道にそって発達した天然の良港です。そのどこまでも長く続く岸壁に沿って、沢山の大型漁船がイカリをおろしています。

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 そこで朝一番に港のスケッチを始めました。釣り人がかなりいて、岸壁から糸を垂れています。すぐ近くの人が大きなチヌを釣り上げました。50センチ位の大物です。空は晴れて日差しもあり、暖かな朝です。向こうに見えるのは島根半島の山々です。紅葉が綺麗です。ポカポカと太陽を背に受けて、のんびりスケッチ。幸せです。ここはJR境港駅のすぐ裏の岸壁で、駅のきれいなトイレも近いし、食料調達も楽だし、絶好のスケッチ場所です。絵を描いているうちに、近くの店から「ゲゲゲの鬼太郎の歌」が聞こえてきました。

 

ゲッゲッゲゲゲのゲ
朝は寝床でグーグーグー
楽しいな 楽しいな
お化けにゃ学校も
試験もなんにもない
ゲッゲッゲゲゲのゲ
みんなで歌おう ゲゲゲのゲ

 

ゲッゲッゲゲゲのゲ
昼はのんびりお散歩だ
楽しいな 楽しいな
お化けにゃ会社も
仕事もなんにもない
ゲッゲッゲゲゲのゲ
みんなで歌おう ゲゲゲのゲ

 

JR境港駅を降りると、すぐに明るい駅前に「お化けと一緒にいる水木しげる」のブロンズ像があります。若い女性グループやカップルが笑顔で写真を撮っています。そして次々と現れるお化けのブロンズ像。そのたびにポーズと写真です。みんな自然に水木しげるロードに導かれていきます。土産ものがいっぱい並んでいます。お化け神社もあります。パン屋さんのパンもお化けパンです。小さな子供ずれの家族が多いのですが、みんな笑顔です。境港市水木しげるゲゲゲの鬼太郎で官民一体となって町おこしに成功しました。NHKの朝のドラマ「ゲゲゲの女房」がヒットした23年前には、町中の駐車場が満杯で車が長い列を作っていました。それにしても、こんな風に誰でも訪れる人を笑顔に出来る町は本当に素晴らしいですね。


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お昼ご飯は、夢みなとタワーまで行って、鮮魚市場に隣接した大食堂でいただきました。タワーまでは100円均一の市内循環バス(はまループバス)があります。今日のメニューはかなり奮発して「かに御膳」です。ここの刺身と味噌汁は絶品です。市場では松葉ガニを沢山売っていました。いよいよこれからカニのシーズンが到来です。ここのカニは多くが関西方面へ送られます。うらやましいことに、地元のスーパーでは、カニがずいぶん安く、いつでも手に入るそうです。

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