わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

NHKラジオ ラボ句会 初投句

2022年6月14日

 

 

毎週火曜日に車でスーパーに1週間分の食料品を買い出しに行く。その帰り道、ちょうど午前10時半ごろにカーラジオをつけると、NHK第一の「らじるラボ10時台」という番組で「ラボ句会」というのをやっている。興味がありいつも聞いているが、今回思い切って投句することにした。兼題は「あじさい」。私は、当日前に予め出しておく題のことを「兼題」と言うことさえ今まで知らなかったぐらいで、正真正銘の初心者だ。今週の日曜日にNHKのホームページから投句した。

 

やはり結果が気になった。買い物を終わって車に乗り込みラジオのスイッチを入れた。最初にいくつか初投句の初採用作品が紹介される。残念ながらこの中に私の句は無かったので、予想はしていたものの、正直ガッカリした。10時30分からのニュースを挟んで句会再開。さあこれから上級者の句が紹介されると思って聞いていたら、いきなり私の投稿句が出てきた!ラジオネーム「虎ちゃんの友達」。虎ちゃんは私が朝の散歩で出会う雄猫ブレッド君の別名だ。他の住民の人が彼のことを「虎ちゃん」と呼んでいる。それでラジオネームをこのようにつけてみた。

 

私の句は

あじさいの 小鉢が飾る 理容室」

 

先週の土曜日に散髪屋さんに行った時に、椅子の前の鏡の横に小さな鉢植えのあじさいが置いてあり、それがきれいな花を咲かせていた時の情景だ。何ということはないスケッチのような俳句。この素直さがよかったのかもしれない。

 

実は、投稿した句は選者によって少し手直しされていて、もとの句は

あじさいの 小鉢が飾る 理容台」

としていた。この「理容台」という言葉は自分で作った言葉で辞書にはないのだが、やはり選者はそれを見逃さない。本来、訳のわからない言葉を含む句はボツなのだろうが、初心者で初投句ということで、配慮して下さったみたいだ。よく調べて、必ず辞書にある言葉を使うこと。今後、気をつけたい。

 

帰りの車の中で気分は高揚。思わず赤信号を無視しそうになった。

 

「初採用 聞いて思わず 声上げる」