人生に無駄なことなんて一つもない — 全部つながっていく
2022年4月8日
NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)『カムカムエヴリバディ』が今日最終回を迎えた。私が住む岡山市が舞台となったこともあって、初回から最終回まで毎回楽しみに見た。母、娘、孫娘まで3代100年に渡るストーリーは見ごたえがあった。ラジオの英語講座がずっとストーリーの伏線にあった。私が昭和34年、小学校5年の4月、朝6時に聞いたラジオ基礎英語の担当は芹沢栄先生だったのを思い出す。それ以来、ラジオ英語講座のファンとなり、途中長い中断はあったものの、今でも基礎英語からビジネス英語までほぼ毎日欠かさず聞いているので、このドラマでラジオ英語講座がどんな役割を果たすのかずっと気になっていた。
ドラマの最初のヒロイン安子は大正14年生まれの設定。私の母(大正13年生まれで現在97歳)は安子よりひとつ年上だ。娘(私の妹:15年前に死去)、孫(妹の娘)とやはり100年を超すストーリーがある。ひ孫の女の子まで含めると母からひ孫まで4代のストーリーが展開中ということになる。
この朝ドラが私達に教えてくれたこと。それは人生には何ひとつ無駄なことはないということ。何かの形であとにつながっていく。このドラマみたいにうまくつながることはないにしても、何かにつながる。だから毎日希望をもって生きよう。そんなメッセージが込められていたような気がする。無駄にみえるようなことでもこつこつ続ける(ラジオ英語講座もしかり)。そのあと、自分が予想もしなかった光が差すことがあるかもしれない。
みんな一人ひとりが自分のドラマを生きる。それが何かの形で他の人生につながっていく。結局そのことが一番すばらしいと思う。
今日は朝の散歩で出会う地域猫のブレッド君とミケちゃんをスケッチした。彼らの人生も私の人生と偶然つながっている。今日出会う小さな命に「カムカムエヴリバディ」と呼びかけたい。
今日のスケッチ
ウオーターフォード水彩紙 中目 F6の半分サイズ
鉛筆と透明水彩