わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ – vase(ヴェイス)と base (ベイス)

2021年8月7日

 

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昭和30年代なかばに入学した中学校。1年生の英語教科書は「Jack and Betty」(開隆堂)でした。

 

I am a boy. I am Jack Jones.

I am a girl. I am Betty Smith.

 

確かこんな文章から始まりました。

 

I am a schoolboy. I am a schoolgirl. というのもありました。Girl という単語のつづりが難しかったのを憶えています。

 

This is a pen. That is a notebook. こんなのもありました。

 

英語の習いはじめの時期になぜこんな単語を習うんだろうと不思議に思ったのが vaseでした。

 

Advanced Favorite English-Japanese Dictionary を見てみます。一応、*1つの「重要語5,000語」には入っています(最重要語2,000語は**、最々重要語1,100語は***)。

 

Vase(ヴェイスまたはヴァーズ)(名詞)花びん;(装飾用の)かめ, つぼ, びん

 

先生からはヴェイスとヴァーズの2種類の発音があることを習いました。そしてヴェの音は上の歯を下唇にあてて息を出す音であることも習いました。当時は、this や that のザの音の出し方(舌先を上下の歯で挟むか、または上の歯に軽く当てて、すき間から息を出す)やこのヴァの音の出し方を、かなりしつこくていねいに教えられました。

 

Vase  のヴァ音との対比で出てくるのが base のバ音です。Base の方は最々重要語1,100語***です。

 

Base (ベイス)(名詞)①土台 ②(思想・理論などの)基礎, 原理 ③(政治・経済の)基礎, 母体④(軍事)基地 ⑤(野球)塁, ベース, その他(化学)塩基など, 多くの意味をもちます。

 

しかし、vaseでヴェ(またはヴァ)音を教えるのなら、むしろ very や video や village や vegetable など、他にもっと日常的に重要な単語があるのにどうして vaseだったんだろうと今でも不思議です。

 

そして、中学校時代の英語の先生の必死の教育にもかかわらず、私の英語は未だに発音が下手なまま。Thank you very much. も(センキュウ ヴェリイ マッチ)の理想形にはならず、(サンキュウ ベリイ マッチ)のままです。