わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

自転車保険

2021年4月25日

 

私の住む岡山市では今月4月1日から自転車に乗る人への自転車損害賠償保険への加入が義務付けられました(岡山市条例)。最近は全国的に自転車を利用する人が増えて、自転車が歩行者に衝突して死亡事故などを起こすケースがしばしばあり、そのような事態への対応です。私も先日、4月15日から1年間の一番安いプランに入りました。各社の保険をいろいろ調べたのですが、私のような65歳以上の高齢者になると、死亡や入院保険金が余り(全く)出ないプランが多いです。どうやら年寄りの自転車は危なっかしいので保険会社が嫌がっているようです。

 

今乗っている自転車は65歳の退職後に買ったものです。3段変速で、要らないものをすべて取り払った特注のシンプルな自転車。退職後初めて開いた水彩画の個展会場の隣がたまたま自転車屋さんで、そこに飾ってあったスポーツタイプの自転車に一目惚れしてしまいました。今でもとても気に入っていて、いつも近所のサイクリングやスケッチに使っています。最近の自転車の素晴らしい点はパンクを滅多にしないこと。子供時代や学生時代に乗っていた自転車はしばしばパンクして泣かされました。

 

 

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私の自転車歴は小学校4年以来なのでもう60年です。中学、高校、大学、そして就職後も乗り続け、特に40歳から60歳までの20年間は雨でも雪でも毎日片道7キロを自転車で通勤しました。自宅のある山の上から岡山市の市街への往復です。行きはスイスイ、帰りはハアハア。冬の寒い日などは坂道を登りきって帰宅すると、目が真っ赤に充血していました。おかげで足は鍛えられ身体は丈夫になりました。幸いその間、大きな事故は起こしませんでした。

 

しかし、これから先は分かりませんね。絶対大丈夫という自信がかえって怖いかもしれません。坂の下りで事故が多発するそうなので、ゆっくり歩くようなスピードで坂を下っています。そのうち電動自転車が欲しくなるかもしれません。車の免許は返上しても、多分自転車はいつまでも離せないと思います。小学校4年で自転車を買ってもらって、初めて乗ったときに感じた風を切って走る開放感・爽快感。その思いは今でも同じです。