わたしの水彩スケッチと読書の旅

水彩スケッチ、読書、そしてのんびり思索の旅

NHKプラス『7年ごとの記録 イギリス 63歳になりました』

2021年3月13日

 

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コヒガンザクラ

 

「7歳までに人はつくられるか」をテーマに、イギリスのテレビ会社がイギリスの様々な階級の7歳の子どもたちにインタビューをし、7年ごとにインタビューを重ねて構成したドキュメンタリーを見ました。現在、NHKプラスで配信中です。インタビューを受けた子どもたちは今や63歳。皆それぞれに、いろいろな人生を歩んでいます。子供時代の夢がかなった人、かなわなかった人、元気な人、闘病中の人、すでに亡くなった人。63年の人生の重みが感じられる貴重な番組です。

 

イギリスのように、富裕層と労働者階級がはっきり分かれている社会では、このようなテーマの番組も大きな関心を呼ぶのでしょう。労働者階級の出身なら、どうあがいても結局その階級の生活から抜け出せないのか、あるいは富裕層で子供時代から十分な教育を受け、オックスフォードやケンブリッジ大学に行った子どもたちは、エリートとして人がうらやむ幸せな人生を送っているのか。興味深いです。

 

番組を見ての印象。人生は人それぞれで、「7歳までの家庭環境」は確かにその後のその人の教育やキャリアー形成に大きな影響があるけれど、それが人生のすべてを決めるわけではないと思いました。私自身が70年を超す人生経験で学んだことは、「人は人と出会って成長する」ということです。学校も、社会も、地域も、すべて人と出会う場です。読書も、現在だけでなく過去に生きた著者と出会う貴重な場です。人間社会で生きていく限り人との交流を避けて生きることは不可能です。むしろどうやって多様な、自分より優れた人たちに出会うかを考えることで、自分を成長させ、自分を満足させることができます。

 

私は、子供時代、青年時代には他人との会話が苦手でした。小学校、中学、高校、大学とずっと引っ込み思案で、目立つことが嫌いでしたが、結婚し、30歳代、40歳代で社会の中でそれなりにもまれたせいか、次第に性格が改善されてきました。50歳代、60歳代はまあ人並み。65歳で退職後は仕事のストレスから開放されて「はじけて」います。結局、人生は何が起きても落ち込まずあきらめないことですね。他の人の人生と比較もしません。「まあ、淡々と上を向いて生きていれば、人生何とかなる・・・」。これが私がこれまで学んだことでしょうか。