わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ストロー無きK村 どうする? 吸うとするも吸えない 無力

2020年1月5日

 

新年最初のブロブは「時代の新たな変化」がテーマです。

 

年が改まって、さて今年はどんな年にしようかといろいろ考え、頭に浮かんだのが、「自分の日々の失敗を軽く笑い飛ばせるような、ゆとりとユーモアのある生活」でした。これまで使っていた5年日記が終わり、元旦から新しい5年日記をつけ始めることになったので、始めの年頭の決意を書く欄にもそのような「ユーモアのある生活」のことを書きました。しかし、正月が3日過ぎても4日過ぎても、意外と自分で笑い飛ばしたくなるような失敗が起きません。日記帳も普段どおりの淡々としたその日の出来事の記述。「人間って意外とつまずかずに生きれるもんなんだ」と思っていたら、今日はやっと小さな失敗(といっても「思い違い」ですが)に突き当たりました。

 

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倉敷市立美術館

 

今朝は倉敷のギャラリーで開かれているアマチュアの水彩スケッチ作品展と倉敷市立美術館の地元作家の作品展(油彩)を見に車で出かけました。もし時間があればその後倉敷の町の簡単なスケッチも出来るとおもって、そのためのスケッチ道具も持っていました。2つの作品展では良い作品に刺激されました。2時間ほどが過ぎ、空腹になったので、よく行くパン屋さんに寄ってパン2個と小さな紙パック入のジュースを買いました。それから少し歩いて倉敷の観光客用の休憩所に行って机に座ってそのパンとジュースをプラスチック袋から取り出したら、ジュースにストローがついていません。これまでは紙パックの側面にストローが付いているのが普通でしたが、それがありません。「わあー、店員さんが不注意でストローをくれなかったんだ」とがっくりして、パンだけかじって水気無しで昼食を済ませました。この一件で急に疲れて、午後からのスケッチをやる気が無くなり、そのまま車で帰宅しました。

 

帰宅後、気になったので、ストローの付いてない紙パックのジュースを取り出してゆっくり眺めまわすと、側面上部にブルーのイルカの絵の描かれたシールを発見。『環境のため ストロー使いません No More Plastic Straw』と書いてありました。「ああ、そうなんだ」とやっと納得。飲み口のシールを剥がすと、いつもより一回り大きな飲み口が現れました。そこにじかに口をつけると、何とかジュースを飲めます。しかし、高齢者や子供だと誤って飲み物が気管に入り咳き込むことも考えられます。もう少し飲みやすい飲み口にして欲しいものです。それとどうせなら、パンとジュースは紙袋に入れて欲しかった。プラスチック袋を使っているのではプラスチックゴミ問題に取り組んでいるのかどうなのか、やる気があるのか無いのかわかりません。それと店員さんはレジで一言「環境に配慮してストローは付けていません」と言って欲しかった。客には分かりません。しかしともかく、時代が少しずつ前に動いていることを実感できる出来事でした。

 

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今日のブログのタイトルは55年前に高校の化学の時間に習った炎色反応を思い出して付けました。「リアカー(Li赤)無き(Na黃)K村(K紫) 動力(Cu緑)借ると(Ca橙)するもくれない(Sr紅)馬力(Ba緑)」と憶えました。それがふっと頭に浮かびました。歳がいってもまだそれほどボケてはいないようです。ちなみにK村とは、ここでは倉敷のことです。