わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

冬萌(ふゆもえ)

2023年1月31日 「冬萌や高校生と絵の交流」 今日から私達の水彩スケッチグループ20名の作品展が始まりました。会場には同時開催の岡山県高校美術展に参加する高校生たちが来てくれて、思いがけない交流ができました。皆美術部に所属する生徒さんた…

春待つ

2023年1月30日 「春待つや庭の小鳥の賑やかさ」 朝食のりんごの切れ端を、庭木に吊るしたらせん形餌台に置いたら、今年初めてのメジロが来ました。それ以外にも雀やヒヨドリは朝から餌を求めて飛び回っています。 Twitter で愛鳥家の写真や動画をフォ…

葉牡丹

2023年1月29日 「葉牡丹や淋しき庭の救世主」 今日の季語は「葉牡丹」。ここで詠んだ通り、葉牡丹は冬の何もない庭に明るさをくれる貴重な植物です。何となく一般的過ぎて自分で買うのはためらわれるのですが、今年は妻が近くの園芸店で買ってきまし…

底冷え

2023年1月28日 「底冷えや洗濯物を揺らす風」 寒さの厳しい毎日が続きます。一日中暖房(エアコン)をつけっぱなしで、電気代も心配になります。夕方になると早めにシャッターを下ろして断熱効果・防寒効果をねらっていますが、あまり効果がないよう…

俳句ポスト365 兼題「落葉」

2023年1月27日 「落葉や野に一台の錆びたバス」 松山市の俳句ポスト365に投句しています。今回の兼題は「落葉」。上の句が初級金曜入選となりました。車で走っていると、近所でもバスが放置されている場所があります、もう長い間使われなくて錆び…

雪山

2023年1月26日 「雪山や比良から望む滋賀の海」 今日の季語は「雪山」。全国で記録的な寒さとなり、日本海側を中心に大雪になっています。若い頃は雪山に憧れがありました。夏は夫婦で1年間に30ピークぐらい登る山好きでしたが、冬山の経験は殆ど…

厳寒

2023年1月25日 「厳寒やブタひき肉のだんご鍋」 寒くなりました。今朝の岡山市の最低気温はマイナス5℃。地面が雪で覆われていました。7時過ぎに、滑らないように足元に気をつけながら散歩へ。こんな寒い朝でも雪道には既に犬の散歩の足跡が。野猫た…

雪空

2023年1月24日 「雪空やさあ来週は絵画展」 木曜スケッチ会(岡山)第6回作品展を開催します。 日時:2023年1月31日(火)〜2月5日(日) 場所:岡山市北区 岡山県天神山文化プラザ第3展示室 会員20名の水彩風景画約60点を展示します…

裸木

2023年1月23日 「裸木やズームで探る鳥の影」 今日は朝から冷たい雨。ひょっとしたらみぞれになるのではと思うような寒さでした。こんな雨の中でも雀は餌を食べにやってきます。庭に置いた皿には小鳥の餌。そして庭木に吊るした餌皿にはひまわりの種…

新春(初春)

2023年1月22日 「新春や今宵ワルツのコンサート」 今日は旧暦の正月(旧正月)。午後から岡山シンフォニーホールで開かれた岡山フィルニューイヤー・コンサートに出かけました。 今日の演目はヨハン・シュトラウスのワルツと喜歌劇『こうもり』。岡山…

冬晴

2023年1月21日 「冬晴や声高々と群れ鴉(からす)」 土曜日の朝。透き通るような冷たさ、寒さ。空はきれいに晴れていますが、これから先今晩あたりから寒波が予想されています。この寒さに少し身構えてはいますが、むやみに外に出なければ何とかやり…

大寒

2023年1月20日 「大寒や遠くに犬の吠える声」 今日は大寒。暦の通り大変寒い一日になりました。明日、明後日ともう一段寒さが増す予報です。今週末から来週にかけてが今冬の寒さのピークでしょうか。 「寒」を『新版 今はじめる人のための俳句歳時記…

山眠る

2023年1月19日 「空覆う厚き雲あり山眠る」 今日の季語は「山眠る」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「山眠る」を見てみました。 「冬山の形容。郭煕(かっき)の語『冬山惨淡として眠るが如し』に基づく。惨淡とは…

冬枯

2023年1月18日 「冬枯やコロナが攻めるまた攻める」 昨日の岡山県の新型コロナによる死者は過去最高の20人。第8波もあなどれません。もうそろそろピークアウトして欲しい。そのためには引き続きのワクチン接種とさらなる予防の徹底です。この波が…

冬霞

2023年1月17日 「野猫待つ夜明けの道や冬霞」 今朝の散歩道は冷えました。遠くに見える山のふもと付近に霞のようなものが漂っていました。目に見えない空気の層があるのでしょう、霞は横に広がっても上下には移動しません。よくよく見ると霞ではなく…

寒月

2023年1月16日 「目疑う電気料金寒月夜」 電気会社から請求書がきました。値上げは分かってはいたものの、実際の数字を見てびっくり。去年より倍以上高い請求額です。我が家は屋根に太陽光パネルを置いて蓄電器に昼間は電気をためていますが、日射し…

春めく

2023年1月15日 「春めくや快走少女都大路」 今日開催された全国都道府県対抗女子駅伝。3区を走った岡山・津山鶴山中学3年のドルーリー朱瑛里(しえり)選手は、17人抜きの区間新記録。テレビで見ていてその走りにびっくりしました。先日の全国高…

初電話

2023年1月14日 「初電話友が一人で暮らす町」 今年最初の電話をしたのは実は1週間前。少し遅れての俳句です。普段電話が嫌いな私は、スマホを使っていても電話はあまり使いません。電話がかかってきても知らない番号の場合は出ません。こんな私です…

冬日向(ふゆひなた)

2023年1月13日 「レストランから絵の依頼来て冬日向」 昨日私製カレンダーを差し上げた農家レストランのオーナーさんからレストランの全景スケッチを描いてほしいとの依頼を受けました。レストランに飾るそうです。これまでも絵の依頼を受けたことは…

冬うらら

2023年1月12日 「冬うららミックスピザの食べごたえ」 今日の季語は「冬うらら」。今朝は零下の気温でしたが、昼はうららかな春のような暖かさなりました。このまま春というわけにはいかないのでしょうが、冬にこんな暖かい日があると気持ちがほっと…

水仙(水仙花)

2023年1月11日 「友からの手術の知らせ水仙花」 今日の季語は水仙花。冬の季語で、今まさに咲こうとしています。私の友達は皆70歳前後の高齢者です。そろそろ体調の異変に悩む年齢です。新型コロナの死者がこのところ増えていて、ほとんどが高齢者…

初写真

2023年1月10日 「初写真三毛にキジトラ茶トラかな」 正月に朝の散歩道で猫友達と出会い、新年挨拶と記念撮影をしました。三毛、キジトラ、茶トラ、黒、白黒。彼らが私の絵のモデルです。今年も彼らの姿と小鳥たち、それに散歩道の木々や野草などをス…

成人の日

2023年1月9日 「成人の日の国立やオーレの輪」 今日は成人の日。東京の国立競技場では午後2時から高校サッカー決勝 岡山学芸館—京都東山の試合がありました。テレビで中継されていたので地元の岡山学芸館を応援すべく観戦。 前半は京都東山がボールを…

松過ぎ

2023年1月8日 「松過ぎて今日は得意のカツカレー」 昨日玄関の松飾りを取りました。鏡開きはすでに早めに終わりました。もちにカビが生えるので早めに回収。町内のどんど焼きは新型コロナの影響で今年も中止。したがって、正月の行事はすべて終わりま…

七日(なぬか)

2023年1月7日 「奈良名物葛菓子食べし七日かな」 スケッチ会のメンバーで昨年奈良市に移って行ったFさんが奈良の名物を送ってくれました。葛餅です。それでこれを俳句に詠もうとした時、葛餅が夏の季語であることを知りました。仕方なく、葛餅を葛菓子…

年始め

2023年1月6日 「年始めメール一行気持ち込め」 今日の季語は「年始め」。今は手紙やはがきに代わってメールのやりとりが普通になりました。新年は普段メールをもらわない海外の友人からのメールも受け取る機会があり、一行一行丁寧に慎重に文章を書き…

読初(よみぞめ)

2023年1月5日 「読初や武田百合子の富士日記」 今日の季語は「読初」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「読初」を見てみました。 「恋愛小説であれ、推理小説であれ、書物を正月はじめて繙く(ひもとく)ことである…

四日

2023年1月4日 「ゆっくりとやる気増したる四日かな」 今日は正月四日。世の中は仕事始め。元日から始まり、二日、三日、四日、五日、六日、七日は皆それぞれ季語になります。関東では元日から七日までが松の内。関西では十五日までです。この期間中は…

初茜(はつあかね)

2023年1月3日 「おごそかに山輝けり初茜」 今朝の散歩道で見た風景。近くの山が朝日を浴びて茜色に輝いていました。それで今日の句の季語は「初茜」です。 『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初茜」を見てみました。 …

初暦

2023年1月2日 「初暦めざす一日一句かな」 今日の季語は「初暦(はつごよみ)」。昨年暮れに自家製のカレンダーを初めて作りました。自分の水彩スケッチを使っています。絵のモチーフは毎朝の散歩で出会う野猫たちと小鳥たち。絵の写真を12ヶ月12…